천천히、천천히 と言われることの自覚
- 2009/11/25(Wed) -
CAXPLGX6_convert_20091124221040.jpg

大原に着いた時、大原は雨上がりで、山には霧が掛かっていました。
私の大原のイメージは、山深いのどかな農村地帯。「錦繍の京都を
撮る」という写真撮影会でしたが、錦繍写真を撮っている群れを離れ、
いつものように独り田んぼや畑の中を歩いていました。霧がかかって
いる間が勝負!と、田んぼや畑の畦道を走り回っていました。

少し疲れてきています。写真の世界に‥‥。まだ扉を開けて入った
ばかりなのですが、思っていたより強烈な世界で、しかも、勝手が
わからないため、その空気の中に身を置くことが少々疲れますね。
だから、無意識に群れを避けているのかもしれません。正直、群れ
は苦手なんです。物を書く時は、独りですから...。

群れを離れると、自分の感性を頼りに、発想を盛り込みながら経験
を積んでいくしかないのですが、行き詰まって右も左もわからなくなり、
光の方向を見失っている時、身体のズレを光の方向に向け直してく
れる人は必要かな、って。それも自分で感じて、また光のほうに向か
なければいけないのでしょうか?写真。経験者も初心者も全く関係の
ない世界。同じベルトコンベアの上に乗っかって、物事は進められて
いきます。

韓国語をやっていた時、少しでもうまくなりたいからと、私は自分を
追い込んでいきます。くそまじめですからね。でも、そんなに急には
うまくなりませんよね。頭のできもよくないですから。行き詰まってい
ると、韓国語の先生に「鉄線さん、천천히、천천히ですよ!」って、
よく言われました。私より9つ下の人でしたが、物事をよくわかって
おられる思慮深い賢い人でした。천천히は、ゆっくりという意味なん
ですね。自分でもそれはわかっているのです。自覚しているのです。

천천히。でも、そうゆっくりもしていられなくて。20代が過ぎ、30代が
過ぎ、そして、40代。人並みにいまだに何も持ち合わせていないもので
その焦燥感が自身を早く、早くと追い立てています。人生の峠を越えて、
坂を下り始めた感がありますから、時間がない!と心のどこかでいつも
感じています。昔から人生を生き急いでいるようなところがあり、書くこと
に、あっという間に20年を費やしてきたことを思うと、천천히、천천히と
暢気に構えている時間はない、と思ってしまうのです。

時間には限りがあります。自分のことだけでなく、人それぞれ人生の始
まり時間も終わり時間も異なります。写真を撮りながら천천히、천천히
と思いつつ、今、少しでも何かを得たい、つかみたいと無意気に突っ走っ
てしまう自分がいます。私の性分なのでしょうね。とても不器用です。

群れの中で、전하のそばにいて、色々と学びたいと強く思っているのに、
実際は群れを離れ、あれこれつぶやきながら、ブツブツぼやきながら、
単独で動くあまのじゃく...。いつも전하のそばにいて、うまく撮っている
人を見ると、正直羨ましいですね。私はそれがなかなかできないですね。
恋愛も同じですね〜。放っといてほしいくせに、放っておかれると寂しい。
甘えたいのにうまく甘えられない。あははは。どないやねん、って感じな
んですが、まぁ、厄介な性格ですわ〜。

ほんでもって、講評会に持っていく錦繍写真がない!と焦っても仕方ない
ですよね?!しばらく写真撮らないのも、またいろんなことが見えてくるか
もしれませんね。写真展の写真も決まっていないのに、いけるんかいな!
そんなことを思うと、また寝られなくなりますね〜。あははは。

                               鉄線



この記事のURL | 本・Web・メール・写真・絵 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
愛宕念仏寺の千二百羅漢
- 2009/11/24(Tue) -
CAI5BN62_convert_20091124190554.jpg

愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)と読みます。学生の頃、夕方、嵐山や
嵯峨野まで散策に出て、散策と言っても下宿から10分ほどで渡月橋
に出ることができ、橋から愛宕山にポツンと一つ灯るオレンジ色の明か
りを眺めているのが好きでした。京都は盆地でしたから、山々に囲まれ
ている感じが何かしらゆるやかに抱きかかえられているようで、護られ
ているようで、また、保津川の流れも大好きな水辺ということで、橋の上
にいるのが心地よかったですね。ずっと、昨日まで愛宕山(あたごやま)
だと思っていました。愛宕柿のあたご、ですからね!

北は、化野念仏寺までしか行ったことがなかったので、昨日初めてここ
を訪れ、新鮮でした。写真は千二百羅漢さんです。平成3年に千二百羅
漢の落慶法要をした、と縁起には書かれていますから、私が住んでいた
頃はまだこのようにかわいらしい石像はおられなかったようですね。

CA297NJB_convert_20091124195941.jpg

この建物、観音堂かな、のある境内にも羅漢さんがたくさんいてはります。
私はもう一ヶ所、何処かで境内に羅漢さんがわんさかおられる寺を訪れた
ことがあり、地蔵寺の五百羅漢さんかと思い、行ってみたけれど、記憶の
中の羅漢さんとは異なり、雰囲気的にはここの羅漢さんに似ています。
私は何処のお寺で石の羅漢さんを見たのかなぁ???いまだに思い出せ
ません。京都か徳島かも定かではないですね。

                                  鉄線



この記事のURL | 本・Web・メール・写真・絵 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
「昔はよかった」と口にすることのエゴ
- 2009/11/24(Tue) -
CA9ANC35_convert_20091124070457.jpg

今日の徳島新聞の「読者の手紙」に、先日投稿していたエッセーが
掲載されました。今回、「ぺんるーむ」ではなく、「読者の手紙」です。

昨日、京都・嵯峨野を少し歩きました。嵐山・嵯峨野といえば、私が
学生時代に下宿していた場所であり、特に嵯峨野の「落柿舎」周辺
はとても大好きな空間で、拙作『蒼い記憶』(カテゴリーの小説に入)
にも登場させるほどお気に入りの場所。でも、すっかり変わってしま
っていました。何年か前に、久しぶりに訪れた嵐山・嵯峨野の変わり
ゆく様子を綴った今回のようなエッセーを書きましたが、嵐山・嵯峨野
はすっかり変わってしまい、別空間になっていました。もう私の過ごし
た空間ではなくなっていましたね...。閑寂な空間...。

「昔はよかった」「昔のほうがよかった」と口にすることはエゴなのでし
ょうか。良いとか、悪いとかは個人的なものですから、イヤならそこに
行かなければいいと思っています。もう行かないかもしれませんね。

学生の頃、写真を撮っておけばよかった、と昨日、嵯峨野を歩きなが
ら後悔しました。残しておけばよかったです。そうすれば、良いとか、
悪いとかにちょっとだけ説得力があったかもしれません。実に趣があ
って、沈思黙考にはもってこいの空間でした。今は俗化して、奥ゆか
しさの欠片もなく、「古都」と呼ぶのが似合わなくなっています。
「昔はよかった」と口にすることは、やはり、エゴなのかもしれません。
そして、あの頃より歳を取った証拠なのでしょう。内面的なものは少し
も変わっていないのだけれど‥‥。

相変わらず、私は気むずかしい女で、学生の頃、私のような「心が
じゃじゃ馬」の女を乗りこなせる男はなかなかいないだろうなぁ、と
想っておりましたが、やはり、いまだに私を乗りこなせる男はいない
みたいです。苦笑い 尤も、乗りこなしたいと思うほどの馬でもないんで
しょうが〜。あははは。女はかわいげがないといけません!(反省‥‥)


                               鉄線

  
 

〜ゆずの香漂う故郷 今いずこ〜

 私の故郷である那賀町では今、ゆずの最盛期を迎えている。
ゆずは玉や果汁にして出荷される。子どもの頃、ゆず酢を搾る
時の果汁の香りが空気中に拡散し、集落がゆずの香りにすっ
ぽりと包まれる今時分がとても好きだった。私は久しぶりにゆず
の香りに包まれたくて、カメラ片手に那賀町へと向かった。

 故郷が近づくにつれ、国道沿いにビタミンカラーのゆずがたわ
わに実っているのを見ると、それだけで元気が湧いてくる。ゆず
の香りを楽しみにいざ集落を歩いてみたが、この日、搾りの光景
を見ることはできなかった。

 子どもの頃はそこここで搾りの作業をやっており活気があったが、
人口が減少し、また、高齢化していることもあり、集落の中に強烈
なゆずの香りを感じ取ることはできなかった。ゆずの出荷作業をし
ている大抵は高齢者であり、思いの外きつそうである。七十過ぎの
あるご婦人は、一月ほどの短期集中作業に「ゆずに殺される」と
おっしゃっていた。  

 故郷があの頃のままと思っていたのは私だけで、いつの間にか
社会的な共同生活の維持が困難になりつつある。集落のゆずの
香り同様、田舎暮らしが高齢者にとって優しかった時代は、既に
終わったのかもしれない。(了)

  (2009/11/24・徳島新聞・「読者の手紙」に掲載済)

  ※ここには投稿した原稿そのままを掲載しております。


この記事のURL | エッセー | CM(2) | TB(0) | ▲ top
神山町大久保の乳いちょう
- 2009/11/23(Mon) -
CAU28QNU.jpg

神山町大久保の乳いちょうです。とにかく、でかい!!私が今まで見た
イチョウの中では最大ですね。地蔵寺、大山寺の樹齢800年と言われる
イチョウより大きかったです。

CAN0QGZT_convert_20091122204935.jpg

樹齢500年と書いてありますけど、地蔵寺、大山寺の樹齢800年と比較
すると、もっと経過してるのではないか、と思うのですが‥‥。

CA170SUP_convert_20091122205137.jpg

イチョウなんですが、裏に回ればこんなふうになっています。イチョウの
木には見えないです。人と同じように木も年を取るのですね。正面から
見るよりも裏に回って、下から見上げる方が迫力があります。大迫力!

CAW3SIA7_convert_20091122205657.jpg

木の大きさを表現したくて、たまたま見に来ていた老夫婦とお孫さん
2人に声をかけました。「ちょっと、木の大きさを写真に表したいので、
お孫さん、そこに立ってもらっていいですか?」って。
そしたら、何でか、ハラボジまで一緒に立ってくださって‥‥。
え゛‥‥、ポーズもしてくださってるし、ありがとうございました。汗

あっ、そうそう、今日23日は、この大久保の乳いちょうのお祭りです。
この木のそばで、あんころ餅をついたり、うどんを作ったりして売るみ
たいです。準備してた神山のハラボジたちに「何で明日来んのよ〜」
「明日来たらよかったのに」と言われてしまいましたが、そんな、お祭
りがあるなんて知らないし〜。偶然、ここにやってきたんだから〜。
ここ、駐車場がありません。国道から歩くと、少し距離があるかもしれ
ませんが、でも、すばらしい眺め、雰囲気のポイントですよ!

                             鉄線




この記事のURL | 本・Web・メール・写真・絵 | CM(2) | TB(0) | ▲ top
神山界隈を散策
- 2009/11/22(Sun) -
CAIEF6UQ_convert_20091122184011.jpg

今日は行き先を決めずに走り始めました。走り始めた、と言っても、
私が向かうところは賑やかな町中ではなく、静かな山里。道路の
案内板を見ながら、神山方面へ。

偶然、いいとこを見つけました。本当に偶然。この赤にうわぁ〜と
思ってダッシュ!昨日の撮影会より燃えました!神社の境内、
神社脇の道沿いに思いの外の数の紅葉。紅葉 こんなに美しいの
に人が誰もいない。私一人の貸切空間でした。贅沢〜。静かだし、
Luckyでした。紅葉が美しいというより、それも含めたこの空間の
雰囲気、建物や木々のポジションがいいんですよね。非の打ち所
がない紅葉を目の前にしても、単にそれが美しいだけでは、撮る
気にならなくて。この小径、雰囲気いいでしょう?!

CAFPASGG_convert_20091122190040.jpg

この神社に迷い込む前に、初めてのお店で蕎麦を食べました。今月
オープンしたばかりの『綿の花』。そうですね、コーヒー店の松葉庵と
神山の道の駅の中間くらいだったでしょうか。手打ちそばと自家製ア
イスのお店です。お昼、後から後からお客さんが来店してました。

CAQB550E_convert_20091122190819.jpg

CA22FJC5_convert_20091122190842.jpg 

CALY7ZEE_convert_20091122191107.jpg 

CA540S5N_convert_20091122191044.jpg 

値段設定、ちょっと高いでしょうかね?かけそばのセットを注文しました。
セットにアイスが付いていて、向かって左が栗のアイス。右が鳴門金時
のアイス。私は栗のほうが好みかな。

以前、道の駅の神山でやってた蕎麦屋さんです。今、うどん屋になって
ますが、事情があり、道の駅を出て、お店を構えたそうです。小野さくら
の舞台の時はまだこの店はやってなかったですし、道の駅に蕎麦を食
べに入ったらうどんしかなくて、がっかりしたのを記憶しています。
お蕎麦はおいしいなぁ。蕎麦だけでなく、私は麺類が大好き!!そう言
えば昨日のお昼もパスタだっけ。今日の夜はみそ汁に素麺が入ってたし。
3食とも麺でもいいかも〜。

明日は、京都まで(大原、嵯峨野)写真カルチャーの撮影会に行ってき
ます。朝4時起き。早いなぁ〜。起きれるかな。どなたか、モーニング・
コールをお願いします!!晴れますように。あまり寒くありませんように。
風邪、ひいてしまったみたいです〜。

                                鉄線

CAVP69KZ_convert_20091122193014.jpg





この記事のURL | 撮影ドライブ | CM(8) | TB(0) | ▲ top
| メイン | 次ページ