
一昨日だったか、ローカルニュースを見ていると、「県西部を代表する
農産物だった阿波葉も今は県内で16戸が栽培するだけになり、その
生産も今年が最後‥‥。」だと。収穫、天日干しの様子が映ってました。
阿波葉という言葉。この時、初めて耳にしました。刻みたばこ用の葉を
阿波葉と言い、江戸の頃から、阿波を代表する特産品だったようですね。
刻みたばこの需要がないのでしょうが、阿波という名の付いた葉っぱの
生産が今年限り、というのは、何とも寂しい気がいたしますね‥‥。
子どもの頃、私がまだ山村で暮らしていた頃ですね。年に一度、桐下駄
を売りに来ていた行商のアジョシがおりました。そのアジョシが一服され
る時、キセルを取り出し、刻みたばこを吸ってましたね。色とりどり、カラ
フルな色づかいが大好きな私は、アジョシが持参した幾種類もの鼻緒を
眺めているのが好きで、桐下駄を買わないのに、作業風景をよく眺めて
いました。アジョシが一服する姿も子ども心に恰好いいなぁ、って感じて
おりました。あのアジョシが今も刻みたばこを嗜んでおられるかどうかは
わかりませんが、阿波葉の生産が今年限りというニュースを、とても寂し
く、残念に感じているのではないでしょうかね。
この日のニュースで映っていたのは、穴吹町口山の農家でした。
(※写
真の葉たばこは口山で撮影したものではありません。) 穴吹町口山と
いえば、写真集『風そよぐ』の中で、荒井賢治さんが撮られていた『旅宿
の花』と名付けられた夜桜に魅せられ、その木が植わっている桜を見に、
今年5月に口山にある尾山古墳まで行ったのを思い出しました。
(※この記事に興味のある方は、今年5月頃のblogをご覧ください。) 口山の周辺に、葉たばこの畑、あったかなぁ〜。下記はその時、撮った
『旅宿の花』の写真です。古墳の上に植わっている樹齢50年の桜です。
阿波葉が今年限りと知っていたら、植え付けの段階から天日干しをして
出荷するまで、一通り写真に残しておきたかったです。素人の私がそこ
までしなくても、ちゃんと記録として残しておられるかたがいらっしゃるの
でしょうが‥‥。
取材をして、写真を撮り、家に戻って、それをまとめ、文章を付けていく。
自分にその才能があるかどうかは別にして、そういう一連の動作、作業
がとても好きですね!だから、Tessen's Cafeも楽しみながらやってます。
鉄線
