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スィートな人
- 2018/07/13(Fri) -
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最近、もろみを作っているが、「かき混ぜとこか?」とpilot師匠。
「お願い」と私。台所からおたまを持って、もろみが入った瓶を
開け、かき混ぜる。夕食の支度をしながら聞いていると、「お
いしくな~れ、おいしくな~れ」と言いながらかきまぜている。
最後に「おいしくな~れ」と呪文を唱え、しばらく待つだけ、と
蓋を閉めた。(笑) 何とも、かいらしい人である。

                      鉄線



~もろきゅうに夏の記憶再び~ (再掲載)
 
 知り合いから擂り粉木ほどのキュウリをいただいた。子どもの
頃から食べていたキュウリといえば、このおばけキュウリである。
夏休みには母に度々畑までキュウリやナスを採りに行かされた。
あの頃の夏野菜はどれも色濃く、香り豊かだった。真っ赤に熟れ
た固いトマトを、もう一度がぶりと頬張ってみたいと真夏日には
よく思う。

 畑からちぎってきたキュウリはゆず酢で和えるか、もろみに付
けてシンプルにいただく。市販のもろみは甘ったるかったり、余
計な味が添加されていたりするため、母はもろみ麹(こうじ)を買
い、長年家で作っていた。

 今春、高知県馬路村に出かけた際、もろみ麹が売られているの
を見かけ、母の味が懐かしくなり買って帰った。冷えたおばけキュ
ウリをこのもろみに付けて食べる。歯応えがあり、キュウリの強い
香りともろみが絡み合い、子どもの頃の楽しかった夏の日が蘇る。

 春に拵えたもろみも底を突きかけたため、もろみ麹を取り寄せた。
作り方は簡単。もろみ麹に甘酒と醤油を入れ、「おいしくなれ」と呪
文を唱え、しばらく待つだけである。夏の記憶とともに食べるおばけ
キュウリのもろきゅうは私にはとびきりの一品である。(了)



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